Voice 社員の声

丁寧なフォローは、安心感がありました。

入社して商品開発Grに配属され、最初にプログラムを書いたのは、顕微鏡の一つの小さい機能でした。画像処理を使った機能の一つだったのですが、新入社員の私には、分からないことばかりでした。でも、周りのフォローは本当に丁寧で、きっちりしていましたね。私が書いたプログラムを細かくみて、些細なことまでフィードバックしてくれました。非常に技術に長けた方からの指摘、意見だったので、納得しましたし、安心感がありました。この文化、ずっと続いており、当社の自慢できるポイントだと思います。

その後、大き目の機能を任せてもらったり、外部の方と協力して機能を実現させたり、少しずつ自分の仕事を深め、広げていけました。プログラミングの技術だけでなく、日程の管理や人のフォローなど、いろんなことを経験させてもらいました。

今思えば、先輩が私の育成をしっかりと考えてくれていたからです。着実に、丁寧に。でも甘やかすとはちょっと違う。ちょうどよく背伸びをするくらいで達成できるような目標を示してくれている、そんな印象です。同時にプロジェクトのことも考えて、ちょっと安全目のところを任せる、なんてことにも注意しないといけない。

今の私は、若い方にアドバイスを送ることが増えてきましたが、ここまで考えるのはすごく難しいですね。それに、対象の人に合ったフォローをしないと効果がないどころか、逆効果なんていう事態にもなり兼ねません。そのため、相手の意見や状況をしっかり聞いて、理解するということを意識するようになりました。私にしてくださったフォローを思い返しながら、しっかり考えて若い方に仕事を任せるようにしてます。

リーダーという立場になって、初めて気づかされること多い。

4年目に初めてプロジェクトのリーダーに任命されました。うれしかった反面、責任が重くなることや関わる人が一気に増えることが不安であったことも覚えています。

特に、接する人が増えたことで、自分の意見を持つことが非常に大切であると気づかされました。それまでの自分は、「自分としてどうしたいのか」を十分出せておらず、リーダーという立場になって自分の弱点が露呈した気分でした。

それに、リーダーという立場は、自分が最後ということを実感しました。当たり前のことなんですが、プロジェクトの中で何か判断を迫られたとき、最後はリーダーに委ねられます。このとき、一種の「覚悟」が必要になるんです。きっとこの覚悟が必要な経験を積み重ねると、また成長できるんだろうなと思います。

また、自分で納得できる判断をしたいので、プロジェクトの状態について、「広く情報が得られるようにアンテナを張る」「分からないことあれば、まずは見通しをつける」「素早く気付けるように、小さな変化にも気を付ける」といったことに注意を払うようになりました。一担当者だったときは、ここまで考えていませんでしたね。

新入社員の方から刺激を受けていますね。

今は、新しい三次元計測機のプロジェクトリーダーをやってます。若い方、ベテランの方、外部スタッフの方など、本当にたくさんの方と交わるので、今まで以上に楽しみです。初めてのときは接する人が増えると不安でしたが、今ではいろんな人がいた方が楽しみになってきましね。

最近は、新入社員の方のOJT(On the Job Training)リーダーを務めることも多くなり、人を育てる難しさを感じています。それと同時に、私の方も刺激を受けています。自分が新入社員だったころより、明らかにしっかりしているし、何より成長意欲が高くて、貪欲です。自分も、もっと色々経験し、勉強していかないとな、という気持ちにさせてくれます。

最初に小さい機能ながらも自分が関わった顕微鏡が世に発売されたときは、本当にうれしかったです。その後、プロジェクトを経験するごとに自分が関わる部分が増えていって、その商品が世に出るたびに喜びも大きくなっていきました。そんな経験、気持ちを、これからの新入社員の方にも持っていただけるように、先輩として道を作っていきたいですね。

他の社員の声を見る