商品管理や在庫管理、
トレーサビリティ管理に欠かせない
ビジネス情報機器について
キーエンスでは、コンビニエンスストアやスーパーなどの小売店で目にすることの多いバーコードリーダなどのビジネス情報機器も取り扱っています。一見、ファクトリー・オートメーションとは無縁のように感じるバーコードリーダですが、部品・商品管理で工場でも広く活用されています。流通・物流はもちろん、生産現場での在庫管理・品種管理でバーコードや2次元コードを利用している方々も多いのではないでしょうか? そのためキーエンスでは、以前からFA向けにバーコード・2次元コードリーダをラインナップしていましたが、より多くの場所で利用していただけるようにハンディターミナルもご用意しています。
バーコードや2次元コードによる商品・部品管理では、それらの情報を管理するシステムが重要です。また、ハンディターミナルのような汎用性の高いアイテムは、誰でも直感的に使えるインターフェースが求められます。キーエンスソフトウェアでは、一般ビジネスの現場で誰もが使いやすい商品を目指し、ソフトウェア開発から商品開発のサポートをしています。
バーコード・2次元コード・RIFDの違い
情報を伝える手段として、身近なものとしてバーコードや2次元コードがあります。バーコードとは、縞模様の太さや配列によって数字や文字などのデジタル情報を伝える方法で、小売店の商品管理から工場の在庫管理まで幅広く利用されています。このバーコードにはさまざまな種類がありますが、日本では一般的に「JANコード」、ヨーロッパでは「EANコード」、北米では「UPCコード」という規格が用いられています。そのほか物流業界では「ITFコード」、工業用として「CODE39」が使われることもあります。
しかし、バーコードは数10文字程度の情報しか格納できず、「品番や数量、入出荷先の住所」などの多くの情報の受け渡しには不向きな側面がありました。そこで近年では、大容量のデータを伝えるために2次元コードが活用されています。2次元コードはQRコードに代表される格子状のものを差し、2,000~3,000文字の情報を格納することができます。バーコードに比べて省スペースかつ大容量のデータが格納できるため、例えばマイクロチップのような小さな電子部品の管理などにも利用されています。ちなみに2次元コードには、QRコードのほか、DataMatrixやPDF417などさまざまな規格があります。
しかし、バーコードや2次元コードは、直接コードリーダやハンディターミナルで読み取る必要があります。そこで近年では、RFタグを商品に取り付けて電波でスキャンする「RFID」に注目が集まっています。RFIDは、バーコードのように直接読み取る必要がなく、なおかつ電波の届く範囲であれば複数を同時にスキャンでき、さらに梱包された箱の中の商品のデータを取得できるといったメリットがあります。
このようなバーコード・2次元コード・RFIDは、商品や在庫の管理のほか、トレーサビリティを確保するために取り入れられるケースが増えています。さらに情報を開発部門にフィードバックしたり、生産管理に活用したり、マーケティングに利用することもできます。キーエンスでは、FA化のツールとしてはもちろんですが、トレーサビリティ管理の強化という意味でもハンディターミナルなどの開発に力を入れています。
キーエンス商品(ビジネス情報機器)
キーエンスでは在庫管理・品質管理向けに、さまざまなタイプのバーコードリーダ/ハンディターミナル/RFIDをラインナップしています。また、これらを利用するには、バーコードや2次元コードの印字が必要不可欠です。そこでレーザマーカやインクジェットプリンタなどの関連商品もご用意しています。
バーコード 2次元/RFID
バーコードや2次元コードを読み取るために、キーエンスではハンディターミナルや固定式コードリーダ、ハンディスキャナ、RFIDなどさまざまな商品をランナップしています。ハンディターミナルは、片手で操作できる3.5型VGA液晶搭載タイプを筆頭に、スタミナ設計と3mからの落下衝撃に耐える堅牢タイプ、軽量・コンパクトボディタイプなど、使用用途や目的にあわせて最適なものをお選びください。
レーザマーカ/産業用インクジェット
商品管理を行うには、バーコードや2次元コードの印字が必要不可欠です。そこでキーエンスでは、バーコードや2次元コードのほか、賞味期限やシリアル番号などの印字に最適なレーザマーカやインクジェットプリンタもラインナップしています。印字する対象に合わせて「YVO4・レーザマーカ」や「CO2レーザマーカ」、「グリーンレーザマーカ」、「産業用インクジェットプリンタ」などがございますので、お気軽にご相談ください。