電気・電子業界における
ファクトリー・オートメーションの可能性
テレビやエアコンといった家電機器をはじめ、発電設備や通信機器などのインフラ関連まで、電気を使用したさまざまな機器を取り扱う電機・電子業界。一般家庭や街中に溢れた電気商品はもちろん、工場で使用する産業用ロボットまで含まれ、市場規模が非常に大きいことが特徴です。その中でも電子工学を応用した商品を電子機器、それらを扱う業界を電子業界と呼びますが、現代では電機機器のほどんとが電子工学の技術を利用しているので、電機・電子業界としてまとめています。
こちらでは、電機・電子業界の動向や今後、その中でファクトリー・オートメーションの役割や導入するメリットをご紹介します。
ファクトリー・オートメーションの役割
技術力で世界をリードしてきた日本の電機・電子業界ですが、グローバル化した昨今、海外との熾烈な価格競争もあり苦境に立たされています。海外の新興メーカーも台頭し、低価格で品質も安定した商品が増えたことで、生産現場の効率化は課題と言えるでしょう。
また、消費者ニーズの多様化に対応するため、より柔軟な生産が求められるようになっていることも事実です。そこで従来の量産性に優れたライン生産から、多品種少量生産が可能なセル生産にシフトする動きが活発になります。ただし、多品種少量生産を実現するセル生産方式は、作業者1人が受け持つ範囲が広くなるので負担が増え、品種が増えればミスが発生する可能性も高くなります。
そこで人間の手助けをするロボットの導入、センサを活用した自動化が求められるようになっています。現在ではセンサや画像処理システムの性能も向上し、多品種でも正確に判別して作業を自動化することも可能です。今後は高い品質を保ちながらグローバル競争でも勝ち抜くために、さらにFAによるセル生産方式は実用化されていくでしょう。
電機・電子業界のアプリケーション事例
電機・電子業界におけるFAおよびキーエンス商品の導入事例をご紹介します。