半導体業界における
ファクトリー・オートメーションの可能性
スマートフォンやパソコンの普及に伴い、需要が拡大している半導体商品。デジタル機器はもちろん家電商品、自動車など幅広く利用されています。さらに近年は小型化・高性能化が進み、生産や検査に各種センサが欠かせなくなっています。
また、各種センサを活用してファクトリー・オートメーション(FA)を導入すれば、生産効率は飛躍的に高まり、品質向上につながるでしょう。こちらでは、半導体業界におけるFAの役割や現在のトレンド、生産現場の改善事例などをご紹介します。
ファクトリー・オートメーションの役割
物質には通電する「導体」と通電しない「絶縁体」があり、半導体はその中間の性質がある物質です。一般的に半導体とは、トランジスタやダイオードなどの素子、それらで構成された集積回路「IC」などの総称として使われています。
そして集積回路/ICは、スマートフォンやパソコンのようなデジタル機器はもちろん、テレビや冷蔵庫のような家電、自動車や電車、医療や通信の分野でも欠かせないものです。それら商品の小型化・高機能化を受け、集積回路の集積度を増し、より小さく、より優れたものが求められるようになりました。
しかし、集積度の高く、小さくなればなるほど、生産や検査は困難になります。目視での検査も不可能でしょう。しかし、顕微鏡で検査をすれば作業効率が下がり、生産効率も低下します。一方で人件費や設備費は増大するでしょう。
その解決方法として高性能な各種センサに注目が集まっています。目視では加工・検査が難しい工程でも各種センサを使えば正確になり、自動化もできるので人件費削減にもなります。近年は各種センサや画像処理システムの性能も向上し、さまざまな工程改善に活用されています。
半導体業界のアプリケーション事例
半導体業界におけるFAおよびキーエンス商品の導入事例をご紹介します。